仕事を欲しがらない

板前の修業の心得に、「仕事を欲しがらない」ってのがあるそうで。

仕事を欲しがらない

なんでも、仕事を欲しがるってのは、我も我もとすぐに一番板、花板に出世したがることを指すそうで、一見積極的でよろしいように見えるが、そういう出世欲が強い人は基本の修行を怠りがちで派手な技にはしりがちなので、そういうのを戒めるために「仕事を欲しがらない」ってのを心得に挙げているんだそうな。

IT業界

IT業界はその真逆ですねぇ仕事欲しがらないヤツは人間じゃないぐらいの扱いです(^^;

板前職人だと、スシのシャリの作りかたを覚えるだけで3年とかみっちりやるそうですが、IT業界はなんでも早いのが一番ですから、そんなに時間かけてみっちり品質上げても仕方ない。

中には、極めて高度なスキルを持っていないと構築できないシステムってのもあるっちゃありますが、そういう話はハケンには来ないので、ハケンSEが心がけるのは、やはり早い安い美味いの三拍子でしょう。


IT業界はなんでも早いのが一番というか、すべての業界がそうだろう。

しかし、例えば、早く作るために手を抜いた施工をした家は、当然すぐに問題に気付く。

手抜き工事も同じだ。

早いことはいいことだ、確かにそうだが、限度というものがある。システムでも同様で、予算、品質、納期をきっちりと見極めてプロジェクトをスタートさせないと、ただ、早く作れになる。

そのうち、上流工程で仕様漏れや、仕様の間違いが判明し、下流工程が全滅するような話も多い。

ハケンSEが心がけるのは、やはり早い安い美味いの三拍子なんかではなく、だれからも納得されるような設計書を書くスキル、完全に近いコーディングスキル、十分なテストを実施し品質を確保するスキル、こういったスキルをおろそかにして、早いだけの設計書やコーディングに意味があるかといえば、品質も納期も予算も担保できなければ何も肯定できるものはない。

食の世界は、べらぼうに手間をかけた美味い料理ってのにも需要があるから、みっちり仕込んだ職人ってのが必要とされるのでしょうが、システムは食ほどは高度な職人の絶対数を求められていないから、職人気質であるべきではないんでしょうねぇ。
仕事を欲しがらない URL wimax-kaba.com

じゃあどうせいっちゅーんだってのは私にも分かりません


好きなタイプといちゃついてるだけでは

人生の半分も生きたことにならん。嫌いなヤツと仕事するときほど、懐に飛び込んで打ち合わないといけない。

元請けのマネージャー氏は超ちゃらんぽらんで、仕事の邪魔しに職場に来ているのかっつーぐらいテキトーな人。

二次請けのリーダー氏はクソ真面目で全く融通が利かないタイプだから、リーダー氏は絶対にマネージャー氏が嫌い。

ちゃらんぽらんなマネージャ氏がフィーリングで曖昧なスケジュールを送ってきて、リーダー氏がマネージャー氏にコンタクトを取らずに独自に拡大解釈して回してきたからさぁ大変。そんなんで出来るかぶぉけぇ~って内容だった。

あまりに滅茶苦茶な線だったので、直接マネージャー氏に問い合わせてみたら、意外とそんなに滅茶苦茶でもなかった。

ということはつまり、マネージャ氏とリーダー氏の間に、深くて暗い越えられぬ谷があるっちゅうことだろう。

・・・くだらねぇ。こんなの仕事じゃねぇ。

きらいなタイプと、苦手なタイプは違うし、いい加減な人間と誠実な人間も違う。仕事という尺度で見れば、全員が仕事に誠実であり、自分の持てるスキルを最大限発揮して仕事を進めなくてはならない。

これができない人間は、好きなタイプ、嫌いなタイプとかいうくくりではなく、ダメ人間ということで付き合わないにこしたことはない。

仕事に対して誠実であることは、とても難しい。前述の早けりゃなんでもいいみたいな考えは、誠実な人の考えることではない。